愛犬の健康を保つ上で、腸内環境のケアは非常に重要です。
腸内フローラが整うことで、消化機能が改善されるだけでなく、免疫力向上やアレルギー対策にも役立ちます。最近では、腸内環境の改善に特化したドッグフードも多く登場していますが、どれを選ぶべきか迷うことも多いでしょう。
この記事では、愛犬の腸内環境を整えるために役立つ成分が含まれた、おすすめのドッグフードを5つ厳選してご紹介します。
腸内環境を整えるのに役立つドッグフードの選び方
腸内ケアに役立つドッグフードの選び方についてまとめました。
腸内環境を整えるためには、以下の成分が含まれていることを確認しましょう。
- プロバイオティクス(腸内の善玉菌を増やす)
- プレバイオティクス(善玉菌のエサになる)
- 食物繊維(便通を整える)
- 消化に優れたタンパク質(例: サーモン、ラム)
- オメガ3・オメガ6脂肪酸(腸内の炎症を抑える)
1. プロバイオティクス・プレバイオティクスを含むものを選ぶ
- プロバイオティクスは、腸内に存在する善玉菌を補う成分で、消化を助け、腸内のバランスを整える働きをします。
- プレバイオティクスは、善玉菌のエサとなる成分で、腸内の有用菌を増やし、腸内フローラを整える効果があります。これらの成分が含まれたドッグフードを選ぶと、腸内の健康維持に役立ちます。
おすすめ成分: 乳酸菌、フラクトオリゴ糖、イヌリン、酵母 など
2. 高品質な食物繊維が豊富なフード
食物繊維は、腸内での消化をサポートし、便通を整える重要な成分です。特に小型犬は消化器官が繊細なため、適切な量と質の食物繊維が必要です。
良質な食物繊維を含む食材例:
- サツマイモ
- かぼちゃ
- 玄米
- エンドウ豆
これらの成分が含まれるドッグフードは、腸内環境を整えるために効果的です。
3. 消化に優れたタンパク質源を選ぶ
小型犬は、消化が難しい成分に敏感で、腸内環境が乱れやすい場合があります。そのため、消化吸収しやすい高品質なタンパク質を含むドッグフードが理想的です。
おすすめタンパク質源:
- サーモン
- ラム
- 七面鳥
- 白身魚
消化しやすいこれらのタンパク質は、腸に負担をかけにくく、腸内環境を安定させる助けになります。
4. グレインフリーまたは低アレルゲンのフード
一部の小型犬は、穀物や特定の成分に対してアレルギーや不耐性があることが多いです。これが腸内環境を乱す原因となることがあります。グレインフリーのフードや、アレルゲンを排除した低アレルゲンドッグフードを選ぶと、腸内環境の乱れを予防できます。
避けたい成分例:
- 小麦
- とうもろこし
- 大豆
5. 人工添加物が含まれていないものを選ぶ
腸内環境を整えるためには、人工添加物や保存料、着色料を避けることが重要です。これらの成分は、腸内のバランスを乱す原因となり、健康に悪影響を与える可能性があります。
避けるべき成分:
- BHA、BHT(保存料)
- 人工着色料
- 人工香料
自然由来の素材を使用しているドッグフードが理想です。
6. オメガ3・オメガ6脂肪酸が含まれるものを選ぶ
オメガ3およびオメガ6脂肪酸は、腸内の炎症を抑える効果があり、腸内環境を整えるサポートをします。これらの成分は、健康な腸内フローラの維持にも役立ちます。
おすすめの脂肪酸源:
- 魚油
- 亜麻仁油
- チアシード
7. 腸内環境のケアに特化したフードを選ぶ
最近では、腸内環境の健康を特に重視したドッグフードも多く出回っています。これらの製品は、腸内フローラをサポートするために、プロバイオティクスやプレバイオティクス、消化酵素などを配合しているため、小型犬の消化器系の健康を促進します。
腸内環境を整えるドッグフードおすすめ5選
愛犬の腸内環境改善に役立つ、おすすめドッグフードをご紹介します。
総合評価 | 主原材料 | 100gあたりのカロリー | 脂質 | タンパク質 | 最安値 | 特徴 | |
1.うまか | 鶏肉 | 350kcal | 9.5%以上 | 21.4%以上 | 初回1,980円
以降4,930円 (1.5kg) |
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2.このこのごはん | 鶏肉 | 343kcal | 8.2%以上 | 20.9%以上 | 3,278円
(1kg) |
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3.ミシュワン小型犬用 | 鶏肉、馬肉、まぐろ、緑イ貝 | 352kcal | 9.5% | 21.5%以上 | 2,578円(1kg) |
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4.モグワン | 鶏肉、サーモン | 361.5kcal | 10%以上 | 27%以上 | 4,030円(1.8kg) |
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5.オブレモ(OBREMO) | 鶏肉 | 360kcal | 11.8%以上 | 21.9%以上 | 3,140円(800g) |
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以下に詳細を載せています。
1.うまか
総合評価 | |
機能 | 総合栄養食 |
対象年齢 | 全年齢対応 |
タイプ | ドライフード |
100gあたりのカロリー | 350kcal |
原産国 | 日本 |
参考値 | 公式サイト:4,382円
初回購入限定 63%オフクーポンあり |
公式サイト | 公式サイトはこちら |
販売会社 | トリゼンダイニング株式会社 |
原材料 | 鶏肉、玄米、大麦、かつお節、大豆、ビール酵母、チキンエキス、米油、卵黄粉末、発酵調味液、フラクトオリゴ糖、りんご、にんじん、かぼちゃ、昆布、しいたけ、コンドロイチン、セレン酵母、しょうが、ビフィズス菌、グルコサミン、L-トレオニン、ミネラル類(牛骨カルシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム) |
うまかには、酵母やフラクトオリゴ糖、ビフィズス菌と善玉菌を増やすのに有効な成分が含まれています。また、玄米・にんじん・かぼちゃなど食物繊維も豊富です。
タンパク源には新鮮な九州のブランド鶏「華味鳥」が使用されており、食いつきも良好です。無添加・グルテンフリー・ヒューマングレードと質の良いドッグフードです。
2.このこのごはん
総合評価 | |
機能 | 総合栄養食 |
対象年齢 | 全年齢対応 |
タイプ | ドライフード |
100gあたりのカロリー | 343kcal |
原産国 | 日本 |
最安値 | 公式サイト:3,278円 (1kg) |
購入先 | 公式サイトはこちら |
販売会社 | 株式会社コノコトトモニ事業部 |
原材料 | 鶏肉(ささみ、胸肉、レバー)、玄米、大麦、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄、鹿肉、まぐろ、青パパイヤ末、モリンガ、サツマイモ、ワカメ、昆布、乳酸菌、セレン酵母、L-トレオニン、ミネラル類(牛骨未焼成カルシウム、卵殻未焼成カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム) |
このこのごはんには、腸内フローラケアに役立つ、ビール酵母・セレン酵母・お米由来の乳酸菌が含まれています。また食物繊維が豊富なさつまいもやモリンガが含まれています。
3.ミシュワン小型犬用プレミアムフード
総合評価 | |
機能 | 総合栄養食 |
対象年齢 | 生後2ヶ月以降〜 |
タイプ | ドライフード |
100gあたりのカロリー | 352kcal |
原産国 | 日本 |
最安値 | 公式サイト:3,184円(1kg) |
購入先 | 公式サイトはこちら |
販売会社 | 株式会社ミシュワン |
原材料 | 肉類(鶏肉、馬肉、鶏レバー)、大麦、玄米、鰹節、大麦ぬか、ビール酵母、米油、卵黄粉末、まぐろ、黒米、赤米、イヌリン(水溶性食物繊維)、コラーベンペプチド、発酵調味液、玄米麹、はと麦、あわ、きび、ひえ、フラクトオリゴ糖、昆布、大根葉、ごぼう、人参、緑イ貝、乳酸菌、DHA、含有精製魚油粉末、セレン酵母、キャベツ、ブロッコリー、かぼちゃ、むらさきいも、さつまいも、あかもく、わかめ、白菜、高菜、パセリ、青じそ、タウリン、L-トレオニン、ミネラル類(リン酸三カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム) |
ミシュワン小型犬用には、酵母・イヌリン・オリゴ酸・乳酸菌など腸内ケアに有効な成分が多く含まれています。
玄米やごぼうなど食物繊維もしっかり入っています。
無添加、ヒューマングレード、グルテンフリーで品質と安全性に優れた小型犬用のドッグフードです。
4.モグワン
総合評価 | |
機能 | 主食 |
対象年齢 | 全年齢対応 |
タイプ | ドライフード |
100gあたりのカロリー | 361.5kcal |
原産国 | イギリス |
公式価格 | 公式サイト:4,030円 (1.8kg) |
最安値 | 公式サイトはこちら |
販売会社 | 株式会社レティシアン |
原材料 | チキン&サーモン56.5%(放し飼いチキン生肉 21%、生サーモン 12%、乾燥チキン 12%、乾燥サーモン 7.5%、チキングレイビー 2%、サーモンオイル 2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ショウガ、アスパラガス、パパイヤ、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)、ビタミン類(A、D3、E)、乳酸菌 |
モグワンは56.5%が動物性原材料です。腸内ケア成分としてビール酵母や乳酸菌が含まれています。さつまいもやえんどう豆など食物繊維も豊富です。
また、サーモンオイルにはオメガ3脂肪酸のEPA・DHAが豊富に含まれています。
グレインフリーのドッグフードの中では低カロリー・低脂肪・高タンパクで栄養バランスが良いドッグフードです。
5.オブレモ(OBREMO)
総合評価 | |
機能 | 総合栄養食 |
対象年齢 | 全年齢対応 |
タイプ | ドライフード |
100gあたりのカロリー | 356kcal |
原産国 | 日本 |
最安値 | 公式サイト:3,430円 (800g) |
購入先 | 公式サイトはこちら |
販売会社 | 株式会社エイチームコマーステック |
原材料 | 鶏肉、大麦、玄米、鰹節、脱脂大豆、米油、ビール酵母、大麦ぬか、エンドウ豆たんぱく、黒米、赤米、卵黄粉末、 発酵調味液、はと麦、あわ、きび、ひえ、昆布、大根葉、ごぼう、にんじん、キャベツ、乳酸菌、セレン酵母、白菜、高菜、パセリ、青じそ、L-トレオニン、ミネラル類(リン酸三カルシウム、貝殻未焼成カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール) |
オブレモには鶏肉・馬肉・まぐろ&たら・いわし&たらの4種類がありますが、それぞれビール酵母やセレン酵母の腸内ケア成分が含まれています。
主原材料は動物性タンパク質であり、食物繊維も豊富です。
オブレモはタンパク源を選べ、無添加、グルテンフリーのため、アレルギー対策にも向いています。
腸内ケアに関するQ&A
Q1. 消化器ケア用のドッグフードはどうして小型犬におすすめなの?
A: 小型犬は大型犬に比べて消化器系が敏感で、食物の消化が難しい場合が多くあります。消化器ケア用のドッグフードは、消化しやすい成分で作られており、腸内環境を整えるプロバイオティクスやプレバイオティクスが含まれています。そのため、消化不良や下痢、便秘などの問題を抱えやすい小型犬に特に効果的です。
Q2. 小型犬にグレインフリーのフードは消化に良いの?
A: 小型犬にとって、グレインフリーのフードは消化に良い場合があります。
穀物に対してアレルギーや不耐性を持っている場合、これらの成分が腸内環境を乱す原因になります。グレインフリーのフードは、消化しやすく、アレルギーや消化不良のリスクを低減するため、消化器ケアに役立ちます。
ただし、すべての小型犬がグレインフリーを必要とするわけではなく、穀物アレルギーがなければ小麦やとうもろこしが不使用なグルテンフリーで問題ありません。犬の体質に合わせた選択が重要です。
Q3. 消化器ケア用フードを与えることで具体的にどんな改善が見られるの?
A: 消化器ケア用フードを与えることで期待できる改善は以下の通りです。
- 便の質が改善される: 柔らかすぎる便や便秘が改善され、適度な硬さの便が出るようになります。
- ガスや膨満感が軽減される: 消化しやすい成分により、ガスや腹部の張りが減少します。
- 食欲が安定する: 消化がスムーズになり、食欲が回復する場合があります。
- 皮膚や被毛の状態が良くなる: 腸内環境が改善されると、栄養の吸収が良くなり、皮膚や被毛のコンディションが向上します。
Q4. 腸内環境を整えるフードにすぐ効果が現れるの?
A: 腸内環境を整えるドッグフードの効果は、通常1~2週間ほどで見られることが多いです。ただし、犬の体質や問題の深刻さによって効果の出方は異なります。継続して与えることで徐々に腸内環境が改善され、消化不良や便通のトラブルが減少していくことが期待されます。
Q5. 消化器ケアのために他にできることはある?
A: 消化器ケア用フードに加えて、以下のポイントも意識することで、より腸内環境を整える効果が期待できます。
- 規則的な食事時間を守る: 一度に大量の食事を与えず、少量ずつ複数回に分けると消化に優しいです。
- 新鮮な水を常に用意する: 水分が足りないと便秘や消化不良を引き起こすため、常に新鮮な水を供給することが大切です。
- ストレスを減らす: ストレスが腸内環境に影響を与えることがあるため、愛犬の生活環境を快適に保つことも重要です。
まとめ
小型犬の腸内環境を整えるためには、プロバイオティクス・プレバイオティクスを含んだドッグフード、消化に優れたタンパク質、適切な食物繊維を豊富に含むフードを選ぶことが重要です。また、低アレルゲンのフードや人工添加物が含まれていない製品も腸内環境の安定に役立ちます。
愛犬の健康を守るために、毎日の食事からしっかりと腸内ケアを行いましょう。